2020年度の募集馬予定リストがUPされ、シルク会員または新規入会を検討されている方は募集馬についていろいろ考察をされていることと思います。
個人的な見解ではありますが各種牡馬ごとに 募集馬の考察を展開してまいります!
ディープインパクト産駒
衝撃を受けたディープインパクトの急去もあり憧れのディープ産駒を持ち馬としたいと思う一口馬主民も少なくはないと思います。が、なんせ金額が高いがゆえに失敗はしたくない、一口取るのであればしっかりと活躍をしてもらいたい!と思うのがより色濃く表れる産駒ではないでしょうか。
今年は5頭の募集予定がありますので一頭ずつ考察していきましょう!
イスパニダの19
イスパニダの19の母父であるPure PrizeはケンタッキーCクラシック(G2)にて1着、フォースターデイヴ(G3)にて2着と17戦で5-5-2-5の成績を収めているアメリカのダート戦線で活躍した種牡馬です。
母父Pure Prizeで活躍している馬としてはアポロソニックが台頭です。
今回、父がディープインパクトですが、同じように父ディープインパクト、母父がPure Prizeの馬としてサトノシャーク(22戦3勝(3-2-2-15)で主な勝ち鞍は500万下で獲得賞金は5,136万円。)がいます。
サトノシャークとイスパニダの19は母こそ違いますが、ともにNorthern Dancer 5 x 5、Mr. Prospector 5 x 5のクロスを有しており、6/8の同血統産駒です。
Storm Catが血統に含まれていることからも相性は良さそうに見えますが、今回が初仔である点、またサトノシャークをはじめとした6/8同血統の産駒の競争実績を見ると一口20万円は割高感が否めないかと思います。
厩舎は最高に良いですが、回収率を求めに行くと少し難しさを感じますね。
馬体や歩様を見て要検討したいです。
イルーシヴウェーヴの19
イルーシヴウェーヴの19の母であるイルーシヴウェーヴは2015年からずっとディープインパクトを付けてきており、直近ではアドマイヤヒビルゴが好成績を残している家系です。
母父であるElusive Cityはモルニー賞(G1)で1着、ミドルパークS(G1)で3着と8戦1勝(1-0-1-6)米国産の種牡馬で芝で活躍をしていた種牡馬です。
アドマイヤビルゴやサトノソロモンが京都新聞杯を4着、3着と惜しい実績を積んでいるだけに、そろそろこの組み合わせで重賞制覇を狙いたい思惑があるのではないでしょうか。
厩舎も尾関先生(グローリヴェイズやレッドファルクスを預かる厩舎)ですし、1月生まれである点も高評価できる材料です。
期待値がとても高いが故に、早く馬体や測尺の情報が欲しいですね
キューティゴールドの19
キューティゴールドの19の母、キューティゴールドは2011年に一度ディープを付けて、その後2016年からまた連続してディープを付けています。
直近のディープ産駒はセントオブゴールドが4戦2勝(2-0-2-0)と善戦していますが、兄弟馬を語るならショウナンパンドラは避けては通れません。
また、今回入厩予定である高野先生はショウナンパンドラを預かっていた厩舎ということもあり本気度が伝わってきます。
ちなみに、高野先生の年度ごとの実績ですがクルーガーが代表馬として活躍する年度は総合的な成績が振るっていない結果となっています。
が、クルーガーも今年8歳と高齢なので、キューティゴールドの19がデビューするころにはそのジンクスもなくなっていることでしょう。
直近のディープ産駒であるセントオブゴールドとボニーゴールドは4月生まれでしたが、キューティゴールドの19は1月生まれということもあり馬体を見るのが楽しみです。
ウェイヴェルアベニューの19
今回繁殖のウェイヴェルアベニューに初めてディープインパクトを付けてできた仔、ウェイヴェルアベニューの19の母父Harlingtonはダート戦のガルフストリームパークHで勝ちを収めており、生涯成績は10戦6勝(6-0-1-3)の素晴らしい戦績をもつアメリカ種牡馬です。
兄のグレナディアガーズはまだデビュー前なので戦績はこれからですが、2020年7月9日調教の様子を見るとかなり動けているように見えます。
血統的にはコントレイルと5/8同血でUnbridled血がどのように影響を及ぼしていくのかとても楽しみな一等です。
ただ、母もダート戦線で活躍していた馬ということもあり、もしかするとこの産駒もダートが主戦になる可能性は考えられます。
馬体が出たらそのあたりは良く観察したいところです。
サロミナの19
言わずも知れた名牝サロミナの19年度産であるサロミナの19は、サラキアの全妹に相当ししかも厩舎が堀先生ということで、相当な人気をすることは免れなさそうです。
牝馬であることも影響していると思いますが、一口14万の募集価格で(サラキアも同じ金額で募集されていました)実績を考えると良心的な価格設定といえるのではないでしょうか。
更に、オカルトチックな見方ですが、サロミナの産駒は1年おきに活躍馬が出ていますので、2019年産は当たり年になる…かも!?
*2015年産サラキア、2017年産サリオス
2018年産のエスコーラはデビュー前
仔出しのよいサロミナ、しかも2019年産は1月生まれ非常に期待の集まる一頭ですし、もし叶うのであれば是非取得したいです!!(切実)
まとめ
以上が今年シルクで募集されるディープ産駒の一覧です。
どれも期待が膨らむ産駒ばかりであり大抽選会になることが容易に想像できます。
キューティゴールドの19は一口24万ということで、もし取得出来たら実績稼ぎにも貢献してくれますし同じようなこと考える人は少なくないと思います。
結果がどうであれ、自分が狙った馬を取得して活躍してくれることを心から願うばかりです。