2020年度の募集馬予定リストがUPされ、シルク会員または新規入会を検討されている方は募集馬についていろいろ考察をされていることと思います。
個人的な見解ではありますが各種牡馬ごとに 募集馬の考察を展開してまいります!
ロードカナロア産駒
アーモンドアイ、サートゥルナーリア、ステルヴィオといったG1winnerを輩出している産駒、その他にも重賞を5勝しているダノンスマッシュなど、ディープインパクトなき今、次世代の種牡馬筆頭候補として 期待が高まっていおります。
抽選必至の大人気になりそうな募集馬6頭について考察してきましょうー!
チアズメッセージの19
母のチアズメッセージはシルクでの募集は毎年恒例行事になりつつありますが、カナロアがつけられたのは2017年産ビオグラフィー(1-0-0-5)以来で、産駒の活躍場としては、兄に目黒記念を勝っているキングカメハメハ産駒のクリプトグラムがいます。
母父サンデーサイレンスで父ロードカナロアといえば、アーモンドアイやダイアトニックが活躍しており、大物になる可能性も秘めているのではないでしょうか。
しかし一方で、母父サンデーサイレンスでNorthern Dancerクロスを持つ競走馬にエスタジがおりますが、現在2勝クラスを勝ち上がって昇級初戦の3勝クラスでは12着という結果です(0.7秒差)。
姉のビオグラフィーも末脚勝負というよりは、先行キープして走るタイプですし、短い距離で粘る競馬をする配合なのでしょう。
ショウナンパンドラの19
母父がディープインパクトのショウナンパンドラの19は母が母だけに個人的にも期待の高い募集馬の一つです。
姉のショウナンハイネスもカナロア産駒でまだデビューはしていないようですが、先日入厩をしたようです(どうやらサイズが相当に小さい模様)。
カナロア産駒といえば、母の競争実績がそのまま産駒に反映される傾向がありますが、その点で母のショウナンパンドラ自身は競走馬として優れた戦績を残しているため期待が高い一頭です。
今回、第2仔ということでサイズも小さくなり過ぎないのではないかな?と予想しています(こればっかりは実際に見てみないとわかりませんが…)ので、測尺データと動画が待ち遠しいです。
ピラミマの19
スワーヴリチャードの母で昨年も全妹のルナベイルをシルクで募集され話題を集めておりました。今回は初めてロードカナロアを父にしたピラミマの19、母父がUnbridled's Songとの組み合わせは以外にも初なんですね(個人調べ)
近からず遠からずの父キンカメ、母父Unbridled's Songとの組み合わせではクリーンエコロジーが中央賞金8,080万円とダート1200~1400mで活躍していた馬がいます。
他の同じ組み合わせの馬を見ても、ダートで使われている傾向にあり、距離も長くて1600mで使われています。(全くの別馬なのでふーん…程度で)
サンデーサイレンスの血が入っていない配合に変えた結果が吉と出るか凶と出るか、今後の成績が楽しみですね。
ファシネートダイアの19
今回初めてシルクで募集されるファシネートダイヤの2019年度産、兄弟実績は今一つな印象で、祖母トコアの産駒で叔父にあたるアドマイヤコマンドが近親では最も活躍を遂げているようです。
ブラックタイプをみても正直パッとしないなってのが第一印象で、好材料としては1月生まれである点くらいかな・・・。
母父アグネスタキオンとの組み合わせでは、レッドサイオンが最も活躍をしていますが、今年の4月に4勝目として3勝クラスを勝ち上がりOPの仲間入りを果たしています。
今回、7万/一口の募集金額なので回収率はトントンまで行ければ大健闘ではないでしょうか。
プチノワールの19
こちらも毎年恒例、プチノワール産駒@シルクですが、ローブティサージュ以来の大物が出ておらず今年こそは…!!と毎年思って出資している方も多いのではないでしょうか。
そのローブティサージュと血統比較してみると、Mr. Prospector 3 x 4、Halo 4 x 5、Herbager 5 x 5に対し、プチノワールの19はMr. Prospector 4 x 4、Halo 4 x 5、Northern Dancer 5 x 5という内容です。
全姉のブランノワールは13戦4勝 (4-1-1-7)と今年の2月に3勝クラスで勝利をおさめ、OPで善戦しています。厩舎も姉と同じでその扱いには慣れていると思われますので、恐らく応募口数もそれなりの数になると予想されます。
種牡馬の種付け金額2019年は1500万と高騰しており、募集馬の価格にも大きく反映されているため、ブランノワール以上の活躍を期待したいですね。
プチノワール×カナロアは末脚勝負もできる配合だと思うので、楽しみです。
モシーンの19
カナロアがつけられたのは今回で2回目となりますモシーン。その全姉であるパロネラは善戦したものの勝ち上がることができず地方でも辛い敗退を繰り返しています。
パロネラの募集価格は6万円でモシーンの19は12万円と2倍に上がった募集価格ですが、カナロアの種付け料が2016年は500万、2019年では1500万と3倍に上がっていることを考えるとこの上がり幅はむしろ安いくらいじゃないかな?
モシーンの産駒ではプリモシーンが有名どころですが、ディープとの組み合わせにおいては上がり33秒台と切れる脚をもっていますが、カナロアとの組み合わせではどうなんでしょうか。
今年は厩舎がキムテツ先生に代わっており(賛否はあるようですが)、パロネラの挽回に向けてノーザン陣営も気合を入れて育成をしてくることでしょう。
馬体と歩様をみて改めて検討が必要な一頭と思います。
まとめ
種付け料金が年々上がってきているカナロア産駒、募集価格もそれに連なりUPしているので、手を出して大けがしないのは恐らく今年まで(下手したら遅いかも)くらいではないでしょうか。
2020年の種付け料は2000万にもなっていますので、何とか今年のうちに取りたい産駒です。
恐らく、ショウナンパンドラの19、ピラミマの19、プチノワールの19、には特に人気が集中しこの2頭は抽優を使っても取得は難しくなることが予想されます。
個人的にもカナロア産駒であればこの3頭に行きたいですもんね。。