資産形成をしたいと思う人は多いと思いますが、何をしたらよいのかわからない人も同じく多いと思います。
この記事ではそんな悩みの解消の手助けのためにご一読ください。
資産形成とは
はっきりいって、お金が貯めれる可能性があるものは何でも資産形成の手段になりえます。
資産形成として、株、銀行の定期預金や投資信託なんかは比較的思いつきやすいものではないでしょうか。
しかし、これら以外のものは資産形成にはならないのでしょうか?
答えは否です
あなたが思いつく限りのお金が増える手段は資産形成になりえます。
ギャンブルと資産形成の違いは
ずばり、安定性(元本保証)の違いで区別します。
非常に分かりやすい例で紹介すると、まずは宝くじ
当たらなければただの紙屑ですが、万が一にも10億円が当たったら…
これ以上にない資産ができまでんか?
他にも、競馬
え、ギャンブルでは?と思うでしょう。
しかし、毎月1万円の資金で1番人気の馬に複勝で掛け続ける…
1番人気だし3着以内に入る可能性はあるから、増えるかも。。。
でも、これらを資産形成として捉える人は十中八九いないでしょう。
冒頭も紹介した通り、安定度(元本保証)がすこぶる低いためギャンブルとして認知されているからです。
ここまで極端に例えると「当たり前でしょ、何を言っているんだ」という声が聞こえてきそうですが、資産形成をするにあたってはまずここを抑えることが重要です。
ギャンブルと資産形成の違いは元本保証がどれだけあるか
資産形成の代表例
そこそこの安定性があることが資産形成としての条件ですが、では代表的なものとしては何があるでしょうか。
私が個人的にオススメする資産形成の手段を安定性の高さから羅列します
Aグループ
・不動産
・生命保険
・投資信託
---------------------------
Bグループ
・株
・FX
いかがですか、あなたがやろうとしていた資産形成は含まれていますか?
これ以外の資産形成は個人的にはお勧めできません。
また、できることならばAグループの手段は最低1つやるべきです。
AグループとBグループの違い
もう一度、AグループとBグループが何かのおさらいです。
Aグループ
・不動産
・生命保険
・投資信託
---------------------------
Bグループ
・株
・FX
これらの2つの違いは、自己裁量権とプロの目あります。
自己裁量権
Aグループは一度、物件や保険商品、投資内容を決めたらその後のメンテナンスは比較的少ない傾向にあります。
投資信託は内容の見直しは必要ですが、投資自体はプロが運用するので自分で売り買いの指示を出す必要はなく、自己裁量権は少ないです。
一方、Bグループにある株やFXは利益の確保をする際に自分自身で決算をしないといけなく、また、プラスであるときは良いですが、マイナスになった際に“損切り”をする必要が場合によってはあります。
このままポジションを持ち続けるのか、それとも損切をするのか等の判断はすべて自己の裁量にかかっています。
プロの目
Aグループにある不動産であれば基本的にはローンを組むことが多いですが、ローンを組む際には融資担当の銀行員が、お金を貸すリスクとその物件の価格が妥当かを判断してくれます。
これは、つまり返済できる見込みがこの人・この物件にはあるかをプロが判断しているということです。
生命保険に関しては、大数の法則に基づき保険料や返戻金等が定められている、投資信託はプロが運用をしています。
では、Bグループは?
株を選ぶのは自己責任ですし、買うタイミングや売るタイミングを明確に指示してくれる人はいません。
FXに関しても売り買いのタイミングを教えてくれるまたは代わりにやってくれる人はおらず、すべてあなた自身の判断であり、決定の際にプロが介入することはありません。
このような違いがあるため、自己裁量権が少なく(≒投資にかかる時間を減らせる)、プロの目を利用することができるAグループの手段を、資産運用のベースとして実施することは理にかなっています。
それぞれのメリット・デメリット
A・Bグループで分けた際の特徴から、Aグループをオススメしてきましたが、それぞれにメリット・デメリットはあるので知っておくべきです。
不動産のメリットとデメリット
<メリット>
・ローンを組んで投資ができる(レバレッジの利用)
・資産価値が下がりにくい
・ローンを返済したら不労所得が得られる
<デメリット>
・空室リスクがある
・ローンを背負うという精神的な負担
・換金性が低い
生命保険のメリットとデメリット
<メリット>
・加入時に〇年後の受け取り金額が見える化されている
・自動的に引き落とししてくれるため、毎月の予算繰りが簡便
<デメリット>
・短期間で解約すると元本割れをする
・保険の種類を間違えると資産形成にならない
投資信託のメリットとデメリット
<メリット>
・自動的に引き落とししてくれるため、毎月の予算繰りが簡便
・プロに任せて資産を運用してもらえる
<デメリット>
・商品内容によって利率が異なるため、選ぶ際に迷う
・リーマンショックのような不況に陥ると元本を大きく下回る可能性がある
このように、それぞれのメリット・デメリットを知ったうえでこのAグループのいずれか、もしくは複数をベースに資産形成していきましょう。